CAD利用技術者試験
一般社団法人コンピュータソフトウェア協会が主催するCADの試験です。
- CADを利用した知識・スキルを明確化し、一定水準に達している受験者に対して評価・認定を行うもので、CSAJ(社団法人コンピュータソフトウェア協会)が実施しています。
- いくつかあるCAD資格試験の中でも最大級の規模でもっとも認知度が高く、就職・転職にも有利です。
CAD利用技術者試験2級試験概要
CADシステムを利用するすべての企業において、製図業務や営業・販売業務に従事し、半年以上の就学・就業経験を有する者を想定して行います。1級の合格を目指す方はもちろん、設計や製図、CADシステムの販売等に従事する方が合格者像です。
- 受験資格
特に制限はありません。
- 受験料
受験料:5,500円+消費税
- 受験対象者
CADに関する専門知識(CADシステム、製図)とCADシステムを利用し設計・製図業務を行ううえで必要な知識を修得している方を対象としています。CAD関連業務就業者ならびにそれに準じる知識および技能を有する方を想定して試験を行います。
- 試験形態
筆記試験 (CBTシステムを利用した試験ですので、全国にあるCBT専用会場で受験いただけます)
- 試験時間
60分
- 試験方法
CBTシステムによる多肢選択方式(60問)
- 試験科目
●CADシステム分野
CADシステムの概要と機能、CADシステムの基本機能、CADの作図データ、CADシステムとハードウェア、CADシステムとソフトウェア、ネットワークの知識、情報セキュリティと知的財産、CADシステムの運用・管理と課題、3次元CADの基礎知識
●製図分野
製図一般、製図の原理と表現方法、製図における図形の表現方法
- 出題比率
CADシステムの知識:60% 製図の知識:40%
- 合格基準
CADシステム分野・製図分野が各5割以上、および総合が7割以上を合格基準
CAD利用技術者基礎試験 試験概要
これからCADを本格的に学ぶことを目的とした、3ヵ月程度の就学者を想定して行います。将来、2級および1級の合格を目指す方はもちろん、設計や製図、CADシステムの販売等に従事する方が合格者像です。
- 受験資格
特にありません
- 受験料
4,000円+消費税
- 試験対象
CADシステムを理解するうえでの基本的な知識を有する方を対象としています。CADシステムについての初学者ならびに将来専門または間接的にCADシステムに係わる職業を希望する方を想定して試験を行います(工業高校、高等専門学校在校生(CADスクール受講生などの一般初学者含む))。
- 試験形態
IBT(インターネットに接続した環境でコンピュータを利用した試験)
- 試験時間
50分
- 試験方法
多肢選択方式、正誤方式
- 試験科目
●CADシステムの基礎知識と利用
CADシステムの概要・基本概念、CADシステムの基本機能など
●CADを動作させるコンピュータシステム
製図一般、製図の原理と表現方法、製図における図形の表現方法
●ネットワークの基礎知識
通信ネットワーク、LAN、インターネットなど
●情報セキュリティと知的財産
●製図の基礎
製図の目的と一般規則、製図の原理と表現方法など
●図形の基礎
三角形、四角形と多角形、円、立体図形など
※ 出題数:50問(コンピュータ分野/20問、CAD分野/30問)
- 合格基準
7割以上の正解を合格ラインとします。
- 詳しくはCAD利用技術者試験公式サイトをご覧ください。『CAD利用技術者試験』をクリックして下さい。